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The Beautiful Mind of
SHIRANUI
日々の出会いや気づき、つなぎたい心。
白縫衣にまつわることを綴っています。


長く着続けるとは
美しい服は、光に照らすとよく伝わる。 素材も、形も、そして気配までも。 だからこの場所では、なるべく自然光のもとで営業しています。 嘘がつけないからこそ、真摯なセレクトを。 開店前と閉店後の店内。 数年前までは、「長く着られること」に重きを置いていました。 価値観が変わったのは、今の服を見直そうとしない人たちの中に、どこか時代に取り残されたような雰囲気を感じたから。 私も、かつてはそうでした。 “長く着られる”=“変わらない”ということ。 変わらないために変わり続ける人の美しさに気づいたとき、私は「今を生きよう」と一歩を踏み出していました。 気品やしなやかさ。 白縫衣で選ぶ服たちは、長く着られることが大前提。 けれど、それが“選ぶ理由”にはなりません。 大切なのは、今の感覚に寄り添うかどうか。 今日も「白縫衣さんで選ぶから、帰ったらクローゼットを整理するんです」と、嬉しいお話を伺いました。 新しい服を加えるのは、新しい未来を迎えるため。 豊かな時間とは、きっとこういうことなのだと思う日々です。 オンラインストアで一部商品をご紹介しています。 常設
10月14日


一歩、踏み出す体験
服には人生を変える力がある。 変わりたいと思う一歩を、踏み出させてくれる。そんな体験をしたことがある人は限られているだろう。 長年、接客業に携わる中で、意識を持って服を選ばれる方と出会えたのは、ほんの一握りだから。 「今までたくさん服を選んできたけれど、今日が一番感動しました。」 そう話してくださったのは、もう七年ほど季節ごとに足を運んでくださっているお客さま。 鏡の前で、少し驚いたような表情を浮かべながらも、何か決意に満ちた姿が、心に残っています。 この日ご提案したのは、それまで選んでこられなかった雰囲気の一着。 でも、七年間 関係性を深めていく時間の中で、今ならきっとお似合いになるだろう。 そう思い、お会いした時から薦めてみようと心の中で決めていました。 初めお薦めした時は、少し戸惑われていました。 それでも薦めてくださるならと、袖を通してくださり、話してくださった一言に全てが詰まっている気がしました。新しい一歩との出会い。その姿はとても凛として、美しく感じました。 服を選ぶとき、薦められることを敬遠される方もいらっしゃいます。...
10月9日


心を潤わす買い物
本当に必要だろうか?と悩みながら買い物するより、純粋に着てみたいと思う気持ちを優先したい。 心を潤わせるもの、感動を与えてくれるものとの出会いは限られているのだから。 これ素敵!と、 目を輝かせながら、でも本当に今買うべきかな…と葛藤されるお客様も何度も見てきました。 私から強く勧めることはしないけれど、側で見ていて、私なら感動したものは迷いなく選びたいなと思う気持ちが芽生えてきました。(金銭的な余裕は置いておいて) 10年、服をお届けする仕事をしてきて感じるのは、服を選ぶ時間は人生の中で意外と短いということ。 服が好きな方はワンシーズンに数回来店されますが、中にはワンシーズンに1回だけ、1年に1回だけご覧になる方も。 そう思うと、日々の仕事や暮らしの合間に、じっくり選んでいただく時間は、かけがえのないものだと思います。 だからこそ、心を潤す感覚や、わくわくする気持ちを無視して先延ばしにしてしまうと、どんどん感覚が鈍くなってしまう気がします。 この秋冬は、白縫衣として一区切りとなるシーズン。今を大切にしてほしいと心を込めて選びました。...
9月23日


TALK TO MEとの出会い
京都から届いた一通の手紙は、他とは違う何かを感じました。 白く 上質な封筒。初めて聞くブランドからの案内状でした。 どんなブランドだろうと気になり、初めて展示会に行きデザイナーの池邉さんと話した時、 妥協を許さない芯や覚悟を感じました。服作りにおいて、こんなにもストイックな...
8月18日


自然に溶け込む、静かな日傘
椿の庭という映画が、今でも鮮やかに心に残っています。 物語だけでなく、登場人物や背景、空気感まで、上映中は細かなところも目が離せないほど釘付けになりました。 日傘を手にするシーンや、着付けの仕草、そして静かな悲しみ…そのひとつひとつが、美しい情景として心に残っています。...
8月3日


心に寄り添う、確かなもの
手を合わせ、静かに息を整える。 会場に差し込むやわらかな光や、ふっと香るお花の匂いに、胸の奥が少しきゅっとなる。 背筋を伸ばし、数珠をそっと両手に重ね、これまでの感謝を心の中で伝える。 最後のお別れの瞬間。 言葉を交わす代わりに、祈りに変えて想いを届ける。...
8月2日


後悔しないために、今、選ぶ
ネガティブな出来事ほど、「考えるのは後でいい」と後回しにしてしまうことがあります。 「その時が来たらでいい」「備えるなんてまだ早い」——かつての私もそうでした。 けれど、祖父が突然亡くなったとき、その考えは一瞬で崩れました。...
8月2日


その人らしさを纏うもの
mederu jewelry が長い時間をかけて作り上げたのが、このバングルです。 シルエットの美しさを徹底的に探求し、細部に宿る “その人らしさ” を静かに引き立たせることを目指したジュエリー。 手元という、とてもパーソナルな場所に添えるものだからこそ、「神は細部に宿る」...
8月1日


カルセドニーについて
正直にいうと、私はあまり石には興味がありませんでした。 石は独特の強さがあって、どこか自分には重たく感じていたからです。 今回の展示でご紹介しているカルセドニーも、初めて原石を見た時は「この石が本当にジュエリーになるのだろうか...」と戸惑ったほど。...
8月1日


意識を纏うジュエリー
ジュエリーが欲しい、という気持ちよりも、身につけたときに少しだけ自信が持てたり、前を向けたり、そんな気持ちになれるものを持っていたいなと思います。 たくさんじゃなくていい。 本当に心から好きで、長く一緒に時間を過ごせるものがあれば十分。 [mederu jewelry]...
7月31日
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