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​ 序章

​大切にしたい心

雰囲気、気配、存在感などは目に見えないけれど、確かに何かを感じられます。​喧騒を離れ、自身と静かに向き合う。そういった何かを感じ取る時間は、選択肢の多い人生の中でとても贅沢なひと時だと私は思います。

​ 

光、空気、余白、しつらえ、流れ。

白縫衣を形作る様々な要素と、服の更なる魅力を五感で楽しんでいただきたい。そんな想いから住所非公開、予約制にてお一人お一人ご案内しております。

​​​​​​

 "心を整え、意識を纏う"

立ち止まること、時には向き合うこと。

季節の移ろいと共に、豊かな出会いがありますように。

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memory

​2021夏

山麓にひっそりと佇む、ある建物と巡り合いました。

 

風が通り抜け、静かな光が差し込む 穏やかな場所。

まさしく私たちが追い求めていた景色がそこにはありました。

 

ずっと思い描いていた

ただ、ものを届けるだけではなく

誰かと美しいことを共有し合う特別な場所と時間。

 

"この場所を白縫衣の新しい活動の場所にしたい。"

 

そう思うと心臓の鼓動が速くなっているのが聞こえるくらい

気持ちが昂ってるのを感じました。

しかし、長年使われていなかった建物は残念なことに

当時の面影を少し残しながらも朽ち、輝きを失いつつあります。

​この場所が持つ空気と白縫衣が描く美しさの記録をここに残します。

 

 

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